ケイカル板

軽く加工性が良く扱いやすいケイカル板
耐火性能が求められる軒天によく使用されているケイカル板1種。 軽く薄くて加工性が良く靱性(じんせい、粘り強く割れにくい)があるため改修工事や水回りの下地材や壁面・天井材、軒天に使用されます。 母材は白色で、スレート板(ネズミ色で重い)と見分けがつきます。 また針が刺さらないくらい硬いので石膏ボード(針が容易に突き刺さり白い粉が着く)と見分けがつきます。
けいカル板2種は、写真のように、S造の柱や梁の主要構造部に、火災からの熱に耐えられるように張り付けられたり、防火区画を貫通するケーブルや配管の穴を塞ぐために使用されるため、厚みがありケイカル板1種と比べ傘密度が低く、針が容易に刺さり、カッターの刃が入ります。 またそのため、ケイカル板1種はレベル3(発じん性が比較的低い)として、ケイカル板2種はレベル2(発じん性が高い)負圧隔離が必要なレベルとして区別されています。
ケイカル板について気をつけていただきたいことがあります。 上記の通りケイカル板1種はレベル3としてのカテゴリーですが、1995年までケイカル板2種と同じように石綿の含有率が高く、製品によっては特に危険な角閃石系の石綿が使用されてきました。 ドリルやホールソー、電気丸鋸などで穴を開けたり切断をしたりしてその粉塵を簡単に吸い込んでしまい、健康障害、肺がん、中皮腫などを引き起こす危険性があります。 そのため法令上もケイカル板を切断したり破砕する場合は、湿潤化に加えてHEPA集塵付き電動工具の使用(作業者の暴露防止)と飛散防止のための隔離養生などの対策が求められています。

ケイカル板2種(レベル2)破断状況



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