木造住宅の石綿調査

木造だから大丈夫?
「木造だから石綿は使われていない」と言われる方がいますが、 調査者としてこの言葉を肯定することはできません。 使われていないかどうかは、調査してみないとわかりません。 調査者は、日頃目にしない隠蔽された部分や天井懐から隠れた存在である石綿を確認していきます。 明確な根拠をもとに石綿のある無しの判断を行い結果報告書を作成しています。

断熱材としての石綿使用
木造であっても、特に北側は結露しやすく断熱材が使われます。 隙間に発泡ウレタンなどが施行されていることがあります。 寒冷地の場合、北面に吹き付け石綿が施行されたかも知れません。 とにかく調査者として、天井裏の隅々の状況を確認していきます。 天井内部の状況、建材の裏面情報や断熱材の状況等写真に収めて判断の根拠とします。 不確かな場合、調査者は、試料を採取、分析機関に調査を依頼して、その結果を判断根拠とします。
こんな建材にも使用
純和風で趣のある和室の砂壁、聚楽壁や京壁に石綿が使われている可能性があります。 リシン、スタッコ、タイルなどの仕上げ塗材とその下地モルタルに石綿が使われた経緯があり、漆喰などの塗り壁でも、下地がモルタルであれば石綿が含まれている可能性があります。 外観からその層別構造と石綿含有の層などはわかりません。 調査の基本ですが、わからない場合は、分析調査になります。 信頼できる分析機関に採取した試料を送付するのですが、JISA1481-1 定性分析方法1偏光顕微鏡法で依頼をすれば、どの層に石綿が含有しているか、層別分析を行なってくれます。 JISA1481-1 定性分析方法1は、とても建材分析にマッチした分析方法です。


